陸送業界の課題、教えて!CHAT GPT
陸送関係者さま、陸送にご興味をお持ちの皆さま、こんにちは!
神奈川県の水瓶、相模湖に本社を構える嶋屋のブログへようこそ。
ブログ担当の嶋屋Yです。
久しくブログ更新していなかったので、前回はいつだったかな~と振り返ってみたら
なーんと、年明け早々以来となってしまいました。
年明けどころの騒ぎじゃなく、もう4月ですよー!
年度も開けてしまったじゃないですかァ~
「陸送業界から、もっと情報発信を!」
そんなスローガンを勝手に標榜している身としては
少々ハンドルを握っている時間が長すぎたようです。(^-^;
もう少しキーボードを叩く時間も取らなくては...
と、ここで朗報~♪
今まで一人体制でやってきたブログ担当に新たに仲間が加わることが決まりました!
パチパチパチパチぃ~(^.^)/~~~
ご本人は文章なんて~と謙遜していますが
私なんぞ足元にも及ばない、プロ中のプロの陸送ドライバーですので
現役陸送ドライバーのもっとディープなお話しが聞けること間違いなし!
更新は超不定期となりますが、ぜひお楽しみにしていて下さいね。
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さて、季節は春、いまこの時間も目の前の気温計は22℃を示しています。
予報によるとこの後もっと気温が上がり、夏日になるところもあるようです。
春めいてくると、不思議と気持ちがウキウキしてきますね。
最新情報だとコロナ感染者数は前週比で上昇傾向にあるようですが、
数ヶ月前を思えば、マスクの着用が任意となり、
街中では口元を露わにしている人も少しずつ増えきて、
路線バスの前列席に感染対策で張られたロープが撤去されたり、
社会生活の中で、脱コロナ、いやwithコロナと言うべきか、
いずれにしても失われたこの3年間を取り戻そうと
様々な人々が奮闘している様が、あちこちで見られます。
我らが陸送業界は旅行業や飲食業など他の業界と比べれば
比較的コロナによる影響は少なかったかもしれません。
このままコロナが第五類に移行し、
季節性インフルエンザ並みの脅威となったとし、
日本経済が今日のような気温上昇に追いつけ追い越せ張りに
勢いを取り戻そうとしても
不安定な世界情勢や日本が本質的に抱える高齢化という
人口問題などの脅威や課題は山積しています。
最近の脅威としては、AIや自動化技術に仕事がどんどん奪われるという問題もありますよね。
国は2025年度にデジタルライフライン整備計画の一つとして
自動運転専用レーンの設置を目指すと発表しました。
これはもちろん2024年度問題と言われている労働課題の解決や、
年々高齢化し減少していく物流ドライバーの負担軽減を目的とする一つの布石です。
政府が打ち出した自動運転専用レーンは
新東名、浜松~駿河湾沼津間100kmに設置を予定しています。
この区間、
もちろん私も何度か陸送のトラックで走行したことがあります。
3車線のだだっ広い真っすぐな道路です。
そもそも建設時から将来の自動運転専用レーンを想定して建設されていたのでしょう。
専用というからには、一般の車両が入り込めないような仕組みが為されるはず。
起点と終点をどうするのかが難しいところだと思いますが、
専用レーンを走るだけなら100kmだろうが
1000kmだろうがそう難しいことではないでしょう。
敷設された軌道上を走る鉄道は、ゆりかもめや日暮里舎人ライナーなど
とっくに自動化、無人化されて運用されていますからね。
翻って、我が陸送の仕事はどうだろうか?
最近「CHAT GPT」なる言葉をよく耳にしませんか?
チャット ジー・ビー・ティ-???
これは、アメリカのOpen AI社が開発した、
人工知能(AI)を使ったチャットサービスのことです。
ここにも登場しました、「AI」!
AIにより社会の殆どの業態は何かしらの影響を受けるといいます。
そこで興味半分、
CHAT GPT君に日本の陸送業界の課題は?と聞いてみました。
世間を騒がすAIの回答、それが冒頭のアイホンの画像です。
文字で入力すること、数秒もしないうちに
流ちょうな文章構成で、まるで学年の優等生が書いた
模範解答のような文章が送信されてきました。
方々で言われているように、
CHAT GPTはAIに膨大なデータを読み込み、学習させて
破綻のない文章構成をアウトプットすることが
第一義的に優先されており、
文章の内容はいつかどこかで目にしたことのあるような
ありきたりの物が多い気がします。
今回のGPTの答えも、少しネットをググればヒットするような
「物流業界の今後の課題」~的なものの
「物流」と「陸送」の文字を入れ替えただけじゃん的なものでした。
正直言って、そこには、想像力や芸術といった
何か人をワクワクさせるような
人間臭さ?
のような空気は感じられませんでした。
しかしAI技術はまだ産声を上げたばかり。
今はまだ目も開かない赤ん坊同然の状態だとしたら、
今後急速に成長して、そう遠くない未来に
一定の業務が置き換わる可能性は大いに感じました。
陸送業界にはAI技術がどう影響するのか、
みなさん興味ありますよね。
現在の陸送業界の業態としては大きく分けて2種類あります。
車両をトレーラーという専用荷台に一度に5台も6台も載せて運ぶ「積載」、
そしてもう一つは、運ぶ車両そのものに1名の専属ドライバーが乗車して運ぶ通称「自走」。
積載トレーラーは車長が18mもあるので、走行できる道路は限られ
中々狭い場所まで車両を運ぶことは出来ません。
したがって、積載車が活躍する場所は
主に生産工場~車両保管ヤードや積込み港といった既設路線です。
片や私もそうですが、陸送の自走は、
ある意味その車が入れるところならどこへでもといった具合に、
積載トレーラーとは真反対。
積載トレーラーは決まった形・大きさのものを決まった場所へという定型化されたもの、
片や、動くものであれば、何でも、どこにでも輸送しますよ、といったある意味不定型な自走、
これらは今後AI化の波に揉まれる中、どんな影響を受けるのか。
世の中の多くの事が2極化方向に突き進む中、
定型化しやすい仕事は容易にAI、つまり自動化の波にのまれていくことが想像できます。
先に述べたように、陸送だって物(車両)を運ぶという点では物流と一緒。
大きな拠点間で専用レーンがあれば大量輸送は自動運転に任せておくのがいいとなるのでは。
その真逆に、定型化出来ない、ちょっと言葉は良くありませんが
要望が細かく面倒な輸送はちょっとAIには難しいかなと思います。
だってAIは一つのプログラムですから、
定量化できないものはそもそもプログラミング不可能でしょう。
そこで登場するのが昭和の匂いがプンプンする
我ら自走部隊ですよ!←やっと出番が、存在価値発揮~♪
会社としては効率のいい大量のお仕事は大歓迎ですが、
そういった業務はおいおい自動化されていくでしょうから
♪浪花節だよ人生は~ではありませんが、
お客様の要望に最大限寄り添った融通の利く陸送が
これから陸送業界を渡っていく一つのキーワードだと思っています。
幸い嶋屋は、お客様の要望を利き過ぎて、
今日はあっち、明日はこっち、
と予期せぬ業務が入りっぱなしですが
これもこのご時世を生き抜く術と覚り
弊社ドライバーたちは全国を駆け回っています!
現在トラックを架装する事業者は星の数ほどありますが、
定型化された架装行程はもはや工場一貫生産となり、
その技術がその会社の屋台骨として
ゆるぎない存在を示す一部の会社を除いて、
今までのように
地域性とか商慣習とかいうものを守り続けるのは
難しいのではないでしょうか。
それでも、板金屋さんとか、塗装屋さんとか、電気パーツ屋さんとか、
車が事故や故障した際に車両を運ぶ人も必要だよな~
どんな業界でもAIの脅威を感じているし、
自分たちの生き残り策を常に考えているはず。
私も縁あってお世話になっているこの業界の生き残りを、
一生懸命考えながら毎日を生きるとします。
今回も最後までお読み下さり、ありがとうございました!
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