陸送会社嶋屋が高得点で表彰されました!

query_builder 2022/10/18
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こんにちは、嶋屋のYです。
久しぶりのブログ更新となりますが、
お付き合いの程、よろしくお願いします。

前回のブログは夏真っ盛りの頃でしたので、
ずいぶんと時間が過ぎてしまいました。(>_<)

夏以降の社会的出来事で言えば、
ウクライナ情勢で、ロシア側の劣勢が明らかになってきたり、
先月は、歴代総理の中で戦後2回目の安倍元首相の国葬があったり、
今月早々に、元プロレスラーアントニオ猪木氏が亡くなったりと

ここ2ヶ月あまりで大きな出来事が数多くあった気がします。
そんな中でも個人的に一番身近に感じられるのが


ここ最近の物価高騰です。

これには多くの皆さんが共感されるのではないでしょうか。
陸送をしていると、車両の引き取り時間まで

時間調整しなくていけないことが度々あります。

そんな時私はよく駅前のマクドナルドに飛び込み、

30分、1時間とハンバーガーとホットコーヒーで

粘ることが多々あるのですが、

庶民の味方であるマックも、つい先月9月30日に

為替の影響やそれによる輸入食材やエネルギーの高騰、
人件費アップなどで、売れ筋商品の値上げがありました。

ハンバーガーは120円から150円の

30円値上げとなりました。
たかが20円ですが、値上げ率で見れば

なんと25%のUPです。

日本がデフレスパイラルから抜け出そうと、

この10年で高付加価値の商品開発がすすめられ、
子どものお菓子から墓場の石に至るまで、

プレミアムなんちゃらといった商品が多く出回りました。

それらは、個人の好みに応じて選択肢が選べるという点で

消費者にメリットをもたらしたかもしれません。
しかし、最近の商品価格の高騰は、

ふつ~うの人が、ふつ~うに使う商品や食べ物にまで
物価高騰の影響が押し寄せているという点で、

多くの庶民にとって影響がありますよね。

今までは企業努力でどうにか堪えていたものが、

ここにきて堰を切ったように

最終消費者に価格転嫁を迫ってきているのが現状です。

普段の陸送業務でも

ここ最近で言えば、今年度からの首都高値上げ、これも酷かった。
普通車で1320円が1950円と、

な、なんと!5割近い値上げ幅でした。( `ー´)ノ
手取り収入が数ヶ月で5割もアップすることは、
歩合制でいい契約が取れたとか
そういったことでもなければ中々ないでしょう。

それから燃料の高騰もそう。
普段の陸送で使う燃料は99%が軽油ですが、

ガソリン仕様のトラックも時には回送します。
ガソリン価格は一時レギュラーで

170円を超えた時もありました。

電気、ガスなどのエネルギーは

広く社会インフラを維持する為に必要であり
そこのところが脅かされると、

それこそ国民は将来不安を一層増大させ
一気に令和大恐慌へ突入する恐れも否定できません。

いつだったかある政党がこんな事を言っていました。

ふつうに8時間働き、

ふつうに食事が摂れ、

病気に罹ればふつうに病院へ行ける


そんな当たり前の生活の実現、

そこがこれからの日本の目指すべき

方向性なんじゃないかと....


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陸送屋のブログとしては、

いささか関係ないことだったかもですが、
気を取り直して、お仕事のお話でもいってみよ~っ。

さて、暗い話題が続いたので明るい話題でもと思ったのですが
どうしてもハンドル握って飯を食べている者として
これだけは外せないと思ったのが、
先日静岡県で発生した観光バスの横転事故です。


今月13日に静岡県小山町の県道「ふじあざみライン」で
埼玉県飯能市に本社があるバス会社のバスが
走行中横転し、一人が死亡、多数のけが人が出た事故です。

映像の様子から事故を起こしたバスは

三菱ふそうのエアロ・クイーンと思われます。


ちょうどその日私も、

一世代前のエアロ・クイーンの回送業務をした後だったので
運行状況や地理的条件はもちろん大きく異なりますが、
バス車両のハンドルを握る者同士の共感性もあって、

もし自分だったら...
そんな気持ちで報道を追っていました。

事故の真相は然るべき機関が現在究明中で、

私がどうこう言うところではありませんが、


大方の見立ては、

急こう配の下り坂でフットブレーキを多用したことから

ブレーキがフェード現象を起こし

更にブレーキエアも無くなりブレーキが効かなくなって
カーブ法面に突っ込んで横転した、

そんな感じだろうと推測されます。

もちろんツアーとして行っている以上、
お客様を安全に運ぶ義務がバス運転士にはあり、
運転操作上のミスがあったことは否めないでしょう。

けれど、私が一番知りたいと思ったのは
現場である「ふじあざみライン」、

この最大勾配20%、制限速度30kmの急坂で
ブレーキがフェードした制御不能の大型バスを
必死に止めようとした26才の若い運転士の

心の様子や実際の運転操作がどうだったのかです。

こんな表現は適切ではないでしょうが、

あの状況であの被害で収まったのは
制御不能のバスをどうにか止めようと

必死になってやった
運転士に負うところがあるのではないのか。

最新バスの堅牢な安全性による部分もあるでしょうが、
バスは前面と左前輪から前の部分が大破しているものの、
他の箇所は見た感じですと意外に残存しているように見えました。

また、横転事故の現場である右カーブは

よく見ると砂防工事中で
山側の法面が黒い土砂で覆われています。

ひょっとしたらこの若い運転士は

制御不能となったバスが
ガードレールを突き破って大破するよりも、
最終手段としてバス車体を法面に接触させることで
暴走したバスをどうにか止め、

差し迫った被害を最小限に食い止めよう

そう思ったのかもしれません。

それから、この運転士

この場所を走ったのが初めてということでしたが、
誰にでも「ここは初めて走る場所」というのはあるものです。


営業運行する前に、

事前のシュミレーションや

経験者からの運転アドバイスなど
会社主導の教育や指導が為されていたのか、

その点も気になるところです。

運転中は全ての責任を

ハンドルを握る運転士が負うのが当たり前ですが、


もし社内で

管理者:「今度の冨士山のツアーはお前頼むぞ。」


運転士:「えっームリムリ。あざみラインは走ったことないですし、そもそも山道もあんまり経験ないですから。」


管理者:「何言ってんだ、ベテランのAさんは明日から公休だし、お前免許持ってんだろ、誰だって最初はおっかなびっくりだって」


運転士:「....」

過ぎた妄想かもしれませんが、

知床観光船の沈没事故であったような
経営側の都合で

安全という不可侵の領域を貪るようなことが今回もあったなら
そこは厳しい態度で関係機関にはお願いしたいところです。

いずれにしても、

最近は本業である陸送業務の半分以上がバス輸送業務のため
同じバスのハンドルを握る者として、

今回の事故についてちょっと身近に感じました。

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重い話題が続いたので、最後に明るい話を!

先日、普段から業務中に取り付けている

ドライブレコーダーの得点で
第一四半期の集計が発表され、

当ブログの嶋屋Yが個人部門で

第10位の入賞を果たし千代田運輸様から

表彰を賜りました。!(^^)!


個人的にも嬉しいことですが、

嶋屋の名が表彰されることが何より嬉しいことです。

ドライブレコーダーの得点は

運転の一側面を評価したものではありますが、
一年を通じ従業員全員が安全輸送を達成し


年度最後には

「嶋屋」が会社部門で表彰されること

それが目下の私の夢であります。ハイ!!

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