普段の陸送フィールドで起きた事故から~、「ない?」それとも「ある?」

query_builder 2021/12/14
ブログ
有限会社嶋屋

こんにちは、嶋屋Yです。
神奈川県相模原市、相模湖周辺の気温は只今5℃です。
おー、寒むっ~!


このブログを書く前に、1本陸送してきましたが、
朝6時過ぎ、トラックの置いてあるプールから車を移動させる時は、
キーンと冷えた空気が空気中の水蒸気を凍らせ夜露となり、

それがびっしりとフロントガラスに凍りつき
キャブのガラスは


オーマイガー!前面凍結状態!


これからの時期、それらを溶かしたり、

それでなくても手先は冷たくて動かないわで
出発準備だけで普段の倍以上かかってしまいます。


けれど、私Yはそんな時こそ基本を守り出荷準備をするようにしています。
なぜって、こういう状況ほどミスや失敗って犯しやすいから!


今朝も寒さに負けず、ブログ更新していきますよー!
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さて、突然ですが最近やたらと交通事故のニュースが多いと感じませんか?
もちろんこの時期、乗用・貨物問わず非常に交通量も増えており
それに比例して事故が増えることは分かります。


でも事故報道が多いと感じる一つの要因は、
スマホや防犯カメラなどで撮影された事故の映像が
圧倒的な情報量で視聴者を釘付けにし、

記憶に残ることと無縁ではない筈です。


そんな記憶に残る事故の報道の中で、
私がふだん陸送でよく通る道路や、よく使うバスで発生した事故を
2件ほど紹介し、それらについて感じたことを徒然と書かせて頂きます。
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1件目は、去る12月3日(金)午前8時半頃、

東京都瑞穂町箱根ヶ崎でバスが交差点を右折中、
誤って、犬と一緒に横断歩道を歩行していた

50代男性を巻き込んだ交通事故です。


運転していた50代の運転手はその場で過失致傷の容疑で逮捕されました。
その後、男性と犬は死亡が確認されました。


想像するだけでも大変痛ましい事故です。


まずは、歩行者目線から。


金曜日の午前8時半ごろにペットの犬と散歩中だったのでしょうか。
徒歩での散歩ということで、きっと近所にお住いの方でしょう。
いつものように、いつものコースを愛犬と歩いていました。


運転手から見て、男性が横断歩道の向こうから来たか、

手前から来たかは分かりません。


さすがに路線バスの運転席から手前側を見落とすことは考えづらいので、
おそらく、右折時に左前方向こう側から渡って来た状況と考えられます。
男性はかわいらしいリラックマの絵が描かれている

黄色いバスが止まってくれるものとそのまま歩を進め、

鉄の塊の下敷きになってしまいました。


交差点を超えたすぐ先がバス停留所ですし、路線バスということから

過剰に速度が出ていたとは考えられません。


後にバス運転手が「太陽の光が眩しく気がつかなかった」

という証言から
交差点を徐行で通過する15~20km/h程度の

速度が出ていたものと推察されます。


たった15km/hの速度でも、車両重量10トン近くある物体が
ノーブレーキで生身の人間にぶつかってくるのですから
その衝撃と破壊力たるや、凄まじいものがあるでしょう。


また、バス運転手の目線では


その時間帯の運行ですので、

その日の始業は早朝から始まっていたのかもしれません。
慣れた経路ですが、この事故は、

太陽の光が眩しくて歩行者に気がつかなかったと
バス運転手は述べています。


確かにこの季節、特に朝はちょうど街が動き出す頃に、

お天道様もお目覚めになりその光が逆光となって

目の前のもの、例えば信号がよく見えないとか、
見えづらいということが私にも経験的によくあります。


そもそも、バス運転手は自分が運転するバスに何がぶつかったのか、
咄嗟には分からなかったのではと想像します。


なぜって、


見えていないものは「ない」ものと一緒、


誰だって、停止線の「ない」ところで停車はしないのと同じように、
そのままバスはいつも通りすぐ先の停留所目指し

「何もない横断歩道」をすっーと通過しようと....


事故後、陸送途中に現場を通りがかると、

そこには沢山の花束が手向けられ、

その脇で黒ネクタイを締めた二人の男性が

沈痛な面持ちで立っておられました。


きっと男性らはバス会社の運行を管理する立場にある方でしょう。


飲酒や速度オーバーなど悪質な違反行為によって

発生した死亡事故ではありませんが、


事故を起こしたバスの運転手さん、そしてバス会社、
何より被害を受けた男性の家族や周囲の人たちに
多くのショックを与えた事故だと思います。


この現場付近には、千代田運輸さんの営業所と車両置き場があるので、
この日、この時、私が当該のバスに(客として)乗車していても

おかしくありませんでした。


またちょうど最近、陸送で文字通りバスの回送を多くする機会があり
まったく他人事では済まされない、

明日は我が身と思って陸送をしております。
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2件目は昨日12月13日午前9時20分頃、

千葉県佐倉市の東関東自動車道下り線で、
一番左側を走っていたトレーラーの荷台から金属製の部品

(長さ1.5m重機の部品)が落下し、転がった積み荷に

乗用車2台が接触、後続の大型トラック(ダンプ)が積み荷に乗り上げ

横転、炎上したという事故です。


この事故で佐倉IC~酒々井IC間が長時間に渡り通行止めになりました。
幸いにも横転したダンプの運転手さんは自力で脱出し

命に別状ないとの報道です。


この事故現場の区間は大型貨物等は該当しませんが、
12月1日から最高速度規制が

110km/hに引き上げられた箇所でもあります。


ここも、成田方面への陸送で私が頻繁に使う経路上にあり、

縁起でもありませんが


「陸送途中の大型トラック、落下物に乗り上げ横転、炎上」

と報じられていてもおかしくないのです。


ネットの映像で見ましたが、高速道路の一番右側の道路上に

幅1.5メートルもある緑色の重機の部品が
道路を塞ぐように横たわっていました。


一般に高速道路の幅員は3.5mですので、

通行区分帯の幅ほぼ半分近くをその障害物が占めていた状況です。


周囲に車両がなくて、相当手前側から落下物の目視確認が出来ていれば
急ハンドルを切らずに避け切れたかもしれません。
しかし該当区間の午前9時前後は乗用・貨物問わず

成田方面へ向かう車で結構な交通量です。


もし私がその場に居合わせたのならば、

残念ながらそれを確実に避け切るという自信はないのです。


ないことが「ない」と確認できるまでは、

「ある」ものとして行動する。


それがこの陸送という仕事を通じて学んだこと。


人が「いない」と確認できるまでは、そこに人が「いる」、
路上に障害物が「ない」と確認できるまでは、そこに「ある」。


人生、無いよりあった方がいいことも多々ありますが、
仕事・友人・お金・家族...数え上げたら切りがない、
(でもこれらだって、ほんとは有り過ぎる不幸というものもありますが、

その辺りは割愛します)


しかし、こと事故ばかりは「ない」の1点買いでいきたいものです。


余談ですが、先週末から街では年末の交通事故防止運動が始まり、
併せて神奈川県では「飲酒運転根絶運動」も始まりました。


小学6年生が描いたその啓発ポスターには
ビールジョッキから溢れ出す泡の波に飲み込まれる1台の乗用車と共に
こんなセリフが書いてあります。


「あなたの人生 あわになる!!」


ん~うまいぃ!パチパチ~


全国の陸送ドライバーの皆さま、小学6年生に笑われないように
今年も最後まで気を引き締めて、陸送頑張りましょう!

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