陸送事始め~ボデー=BODY≒ボディぃ~???

query_builder 2021/06/25
ブログ
有限会社嶋屋

こんにちは、嶋屋のYです。
先週、やっと関東地方が梅雨入りしましたね。


近畿、東海地方が例年より3週間も早い5月16日頃に梅雨入りし、
あれから一月、てっきり関東も梅雨入りしていたとばかり思っていましたが、


関東は平年と比べ7日程度、

ここ10年では最も遅い梅雨入りだったようです。


確かに、先週は梅雨らしい天気が続いていたので
やっと来たか、そんな関東地方の梅雨入り宣言でした。


陸送屋さんをはじめ、ハンドルを握るお仕事に係わる方には

うっとおしい時期ですが、
この後やってくる「ピーカン」の夏を心待ちに、

速度控え目でこの季節乗り越えましょう。


さて、最近陸送中や陸送から離れた時よく考えることがあります。
それは、物事の始まりやきっかけ、はたまた、初心や動機とか...


火のないところに煙は立たぬ...


何でもそうですが、物事には始まりがあり、


なぜ始まったの?
どうして始めたの?


大げさに言えば、そこには歴史の必然性があった

ということも時にはあるかもしれません。


つまり、今回のテーマ「事の始まり」というわけです。


ひょっとしてNHK大河ドラマ「青天を衝け」の見過ぎか?(>_<)


まあ、とにかく、陸送の話でいうと、陸送の原点って?

みたいなことをよく考えるのですよ。


陸送業自体の事の始まりは、日本陸送協会製作の創立50周年PRビデオに

詳しく紹介されていますのでご興味のある方は

こちらをご参考下さい。


今回は私がこの仕事、陸送でまず最初に感じた「???」を

お一つ紹介したいと思います。


それは陸送を初めて、最初にトラックシャーシを納車に行った時でした....


「え~、ボデー屋さん?、ボディー屋さんじゃないのー!?」


ご存じの通り、陸送のお仕事で港に次いで回送の多いのが
〇〇ボデーと呼ばれるトラックの荷台を製作するメーカーさんへの回送です。


具体的に企業名を出してしまうと、


東洋ボデー、相模ボデー、美川ボデー、中村ボデー....


神奈川にも千葉にも東京にも、あるある、実に多くのボデー屋さん。


でも当初、この「ボデー(ぼでぇー)」の響きがなかなか馴染めず、
「なんでボディー屋じゃなく、ボデー屋なんだろう?」とずっと思っていました。


で、いつかその真相に迫ってみようと考えていたのです。
ついにその時が来たかっ!


このボデーという言葉、誰もが分かるように

英語のBODY【発音:バァディィ-bɑ'di】のことです。


それではまずはBODYについて調べてみましょ~。


【weblio英和辞典】には
可算名詞:(車・船・飛行機の)本体、胴体とあります。


また、【Cambridge Dictionary】では
the painted metal shell of a vehicle, such as a car or an aircraft
(車や航空機などの塗装された金属本体)
とあります。


発音は、アメリカ英語ですと 【バァディィ~】、
イギリス英語だと【ボォディィー】
そんな感じです。


日本で使われるBODY(ボディー)の発音は

どちらかというとイギリス式の方が近そうですね。


そもそもトラックの生産が日本で本格化され始めた1960年代、
拗音と呼ばれる〇〇ィ~の小文字、

「ィ」の部分に当てはまるような発音は日本語にはありませんでした。


したがって、

イギリス音の【ボォディィー】→【ボディー】→【ボデー】と

なっていったのかもしれません。


またこんな話もあります。
印刷業界では遡ること1960年代、

自動車メーカーのカタログにはその自動車の紹介文に
【ボデー】の文字が所狭しと並んでいました。


そこは昔の活版印刷の時代、今とは違い印刷料金は

1文字いくらという計算で算出されていたという事情もあり、
カタログの文字を「ボ・デ・ィ・ー」と4文字にするより

「ボ・デ・ー」の3文字の方が安く済むといったこともあったそうです。


おそらく当時の日本語の発音の中に「〇〇〇ィ~」という音がなかった

という説が有力だと思いますが、


急速に西洋の物が輸入され、先人たちはそのものの呼称を

どう日本語にするか、相当苦労されたことだろうと思います。


今でもそんな痕跡を感じさせる言い回し、特に70代以降の

高齢な方が口にしている場面を目にすることはありませんか?


たとえば、


【日産ヂーゼル】:(日産ディーゼル)UDトラックスの前身
【デズニーランド】:(ディズニーランド)
【ビルヂング】:(ビルディング)
【アイスキャンデー】:(アイスキャンディー)


いかがですか?


私の好きな【ALWAYS ~三丁目の夕日】という、

日本の経済成長の礎を築いた60年代を映像化した映画の中で、
俳優の堤真一さん扮する鈴木オートの店主も確かこう言っていました。


「戦争だって終わったんだ、でっけぇビルヂングだってきっとできる...」と。

1960年代のことです。


きっと当時は今とは逆で、
【ボディー】が「???」で、
【ボデー】と呼ぶ方が自然でだったのでしょう。


それから時代は移り、半世紀を経て、ほとんどの人が義務教育で英語を学び
bodyは「ボディー」であること知り、
body=ボデーに違和感を持ち始めるようになりました。


商品記号としての名称であれば別段、

body=ボディーじゃなくてもいいのですがね。


ところで、数あるボデー屋さんの中でも、

特によくお世話になっているボデー屋さんが東洋ボデーさんです。


もちろん会社概要にも商号:東洋ボデーとしっかり記載されております。
会社沿革を覗くと、1952年創業のようです。


まさしく商用トラックの黎明期とぴったり重なる時期です。


【1952年トラック用リヤボデーの製造開始】
【1973年小型車量産リアボデー生産開始】


沿革を覗くとトラックボデーの生産で
順調に事業拡大していった様子が伺えます。


その要となったボデーですが、1992年になると


【自社ブランド アルミゲート平ボディー生産販売開始】と、
本来ボデーのところが【ボディー】となっています!


老舗のボデー屋さんが、なぜ自社の製品名を
ボデーからボディーに変えたのか?


その答えは直接、東洋ボデーさんに伺ってみないと分かりませんが、
90年代という時代背景から、
自動車産業が急速に輸出拡大していった時期と重なり、


きっと、自国だけで生産が完結していた時代とは違い

グローバル化する中で、bodyは日本発祥の【ボデー】ではなく、
あくまでも原音に忠実な【ボディー】とした方が

原料調達や製造、販売に至るまでスムーズに進むとか


そんなビジネス的な大人の理由があったのかもしれません。


東洋ボデーの従業員さんたちは

皆さん社内教育でそういうことを教わっているのでしょうか。
今度納車に伺ったらぜひ聞いてみようかしら。


でも、郷に入れば郷に従えとも言うし、


私もすっかり、

「bodyは【ボディー】じゃなくて、【ボデー】だよ
少なくてもこの業界ではね!」


な~んて、旧知の友人に話したりするようになってしまいました。(^-^;


その昔、まだ私が少年だった頃、
プラモデルやラジコンが好きで


「いつかはほんとのベー・エム・ベー(BMW)に乗るぞぉ~」


そんな青くさいことを言っていたのを思い出しました。


もちろん、現在は高級輸入車であるBMWは一般的に、
【ビー・エム・ダブリュー】や【ビー・エム】と呼ばれていますよね。


人って話し方や話題で、な~んとなく歳が分かってしまうものです。
あ~こわや、こわや


【故きを温ね、新しきを知る】


名は昭和のままだけど、
中身はどっこい、令和の次の時代にも通じる

陸送界のトップランナーになれるよう、


神奈川のみならず、

今日もどこかで嶋屋はお客様の大切なお車を安全運転で陸送中で~す!💛

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