神奈川から陸送の未来について考えてみた!
こんにちわ!嶋屋ブログ担当のYです。
ここ最近、コロナ感染者の数字もひと頃より落ち着いてきたようですが、
飲食業をはじめ経済は依然として厳しい状況にあるように思います。
そんな中、陸送業界の一企業として会社の仕事量が大きく減少することなく日々トラックを陸送出来ることに感謝し、今週もブログの更新をして参ります。
さて、本日午前に成田空港に待望のコロナ対応ワクチンが到着したとのニュースが陸送中のトラックのラジオから流れてきました。-70度近くでの輸送や保管が必要であったり、どのように感染予防をしながら集団接種していくかなど課題はあるようですが、コロナ禍に於ける数少ない明るいニュースとして捉えたいですね。
そこで今回はバラ色の未来企画!
『陸送業、今後どうなる?』です。
そもそも陸送という生業は貨物輸送を担う商用車、つまりトラックの歴史と切っても切り離せない関係にあります。
架装メーカーと称される、ボデー屋さんのホームぺージなどを拝見すると、
多くのメーカーさんが1960年代~70年代に企業業績を拡大していった様子が見て取れます。
当時、トラックの陸送に携わっていた方がいましたらぜひ話を伺いたいものですが、
さすがに50年近く前に現役だった方はもう引退されて周囲にはおりません。
私の近辺ですと、弊社顧問が20年ほど前に陸送をしており
当時の状況をことある毎に聞いておりました。
確かに網の目に張り巡らされた高速道路や、アスファルトで整備された舗装道路、
分厚い地図と取って代わったカーナビゲーション等、
「昔はこんなのなかった」的な事や物は多いです。
しかし、工場で生産された台シャーシをいわゆる「働く自動車」にする為工場へ陸送する姿、その本質的な姿は現在とあまり変わっていないように思うのです。
だからといって、陸送の姿がこの先30年も50年も変わらないのかと言えば、
私の答えは「No(ノー)」です。
なぜそう思うかについて、私の中で強烈にインパクトのあった出来事、
まだ記憶に新しいのですが、前回の第46回東京モーターショー2019で、日野自動車がモビリティーコンセプトとして出展した『FlatFormer』の存在があります。
この『FlatFormer』なるもの、簡単に言えば、電気で動くスケートボードを大きくしたような物体です。80年代に青春を過ごした私はこれを見てすぐに、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』でマイケル・J・フォックス扮するマーティが乗る、空飛ぶスケボー「ホバーボード」を思い出しました。
(映画では確か2015年の設定でしたが...(._.))
フラットな車台のフロアに蓄電池を備え、前輪には操舵とサスペンションそして駆動用モーターを備えたその姿、コンセプトといえど、輸送効率を追求していけば自ずとこの形になるなと思わせるのに十分説得力のあるものでした。
実現はまだまだ遠い未来の話かもしれませんが、
貨物・旅客問わず、将来ほとんどの輸送車両の基本形は
この『FlatFormer』のような、シンプルな形になっていくものと思われます。
この車台シャーシが今までと決定的に違うこと、それは「人が乗らない」ということです。つまり、もしこのFlatFormerのような全く新しい輸送車両が輸送車両の本流となった時、今までのように人がハンドルを操作し、移動させるという行為自体なくなっていくのです。強いてあげれば、車台を連結トレーラーに積載し、工場間輸送するなどはあるかもしれません。
確かに現在、大型トラックの全長12mの前2メートル部分はキャブと呼ばれる運転手の為だけに存在する空間となっています。
快適で長時間座っても疲れないドライバーシート、様々な天候でも快適に過ごせるように装備されたフルオートエアコン、ドライバーの疲労を少しでも軽減する為体を横にできるベッド、その他重量の嵩むウィンドーガラス、ハンドルや操作レバー類に至るまで、全てはドライバーの為だけに存在する装備なのです。
もし人が運転しないのであればそれらは全く必要ありません。
自動車メーカーはそれらに賭けていたコストを、高効率なモーターや電気制御プログラムの開発に費やすことが出来ます。
ということは、
「陸送いらないじゃな~い!」
ある程度のボリュームで今まで担っていた陸送という仕事が減っていくことは明らかです。
元々三度の飯よりハンドルを握っていることが好きでこの業界に入ってきた私としては、人が関わらないトラックなんて!という思いはありますが、
日野自動車をはじめとした自動車メーカーが必死になって推し進める「CASE」(Connectedコネクテッド, Autonomous自動化, Sharingシェアリング, Electric電動化)という潮流は末端を支える陸送業界も他人ごとではありません。
「安全はすべての業務に優先する」という弊社理念は忘れずに
時代を取り巻く変化に自分自身を~トランスフォーム~させていきたいと思います。
うまく纏まり切らなかったですが、
今週も安全輸送できたことを、感謝感謝~
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